大峰/池郷川本流上部ゴルジュ(コンコン滝上〜トイ状12m滝下)

■01/8/5前夜発      ■林正/中井

「一に池郷、二に前鬼、三に白川又・・・・」と詠われた名川の一つ、と言う日本登山体系の出だしの1フレーズを思い出し、期待と不安が交錯する気持ちの中での遡行であった、国道より、池原橋を渡り池原林道を進み、林道横の作業用のモノレール小屋より急斜面の明確な踏み跡を頼りに池郷本流に降りると立派な鉄の橋があり、対岸に渡り川床に降り立つ。終始林道より川床まで踏み跡沿いに作業用モノレールが張りめぐられている。
川床に降り立って、先ずは、ビックリ!いままで見たこともないような、巨岩、巨岩、また、巨岩。巨大な隕石が体積しているようだ。巨岩が折り重なり合い、その間をいきおい良く水が流れ落ち、大きな淵を形成している。大淵を泳いでは取り付き、大岩の下に入り込み隙間を攀じ登ったり、回り込み乗っ越したりで、楽しさ半分、不安も半分、心臓バクバク。そして、左岸の圧倒的な垂壁の石や塔の岩峰群(この石や塔の岩峰群も正君によれば、3ルートほど登られているとのことで、なんて物好きな人もいるのだろうと思ってしまう)を通り過ごし、両岸切り立った両壁100M〜150Mはあろうゴルジュの中へと、突き進む。
幾度となく谷は屈曲しており、長瀞は、渡渉や水泳を繰り返し遡っていく、2ヶ所ほど、アブミを使い乗っ越すところがあり、ボルト、ハーケンも残置してあるのでバランスで超える。更に進むと、くの字の長瀞100M弱を泳ぎ突破し、大釜、2条15Mネジ滝を越えると、大又谷との二俣に出る。我々は、本谷に歩を進め、長瀞を更に2つ泳ぐ。
更に渓は、なおも両岸切り立ったゴルジュのまま、大釜をもったトイ状の12M滝に出る、右岸より超える事ができそうだが、今回はこれで時間切れとなり、右岸の不明瞭な踏跡を頼りに、林道に出ることが出来た。林道より車まで、ものの30分弱、17:50に駐車スペースに戻ることができた。
ものの30分弱の林道歩きという事で、本流ゴルジュにしては、ほんの数キロの距離だと思うが、両岸絶壁の中での遡行、大滝、淵、瀞などが、行く手を阻み、かなりの時間を必要とし、心身共に疲れた沢となったが、充実した山行であった。
[中井  記]

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