白山/三方崩山南尾根第四岩稜

■01/03/20 前夜発      ■林正/鮎川・佐藤(めっこ山岳会)

20日(晴) 前夜から共同浴場の軒先を気にしていたが、2人の到着を確認できずに寝てしまった。3時過ぎに起きて軒先に行ってみると、ちょうどテントの撤収中。鮎川さんの愛車で白山公園線のゲートへ移動し、歩き始める。雪が多く結構厄介なところも多い。大ノマ谷はなぜかデブリも少なく、滑らかな雪面だった。元気な2人に随分遅れて、第四岩稜末端に到着。岩稜から急なルンゼをノーザイルで登高し、本稜に上がったところでロープを出す。今回は60mロープ2本という装備だ。

1P目:鮎川さんが長身とリーチの長さを活かして、雪稜上のキノコ雪を次々と越えていく。鮎川リード、60m。体格がずいぶん違うのでフォローでも苦労する。
2P目:本稜上は藪壁に阻まれ、稜左側をトラバースして、ルンゼから露岩帯を直上。林リード、60m。3P目:またもや長身とリーチの長さを活かして垂直のジェードルをステミングで、上部のキノコ雪も強引に突破して、雪稜上へ。鮎川リード、30m。後続の2人は予想通りヒーヒー言いながらフォローする。
4P目:うねうねと蛇行する急峻なキノコ雪帯の直上を嫌い、稜右側の急なルンゼに登路をとるが、あまり確実なプロテクションが取れないこともあってかなりシビアな登攀になる。本稜のキノコ雪に乗ったところでロープいっぱい。林リード、60m。真理子さんがこのピッチでお気に入りのピッケルを落としてしまう。ヒマラヤにも持っていったマウンテン・テクノロジーの逸品なのだが…
5P目:頭上のキノコ雪を越えて雪稜にロープをのばす。鮎川リード、60m。
6P目:コルへ下って、広い斜面を大きなダケカンバまで登り返し。林リード、60m。

ここで第四岩稜は一旦左側のE沢に吸収され、あとはロープを外してダラダラと続く雪面をヒーコラ登る。南尾根P5の出ると、岩屋谷右岸から中三方岳南尾根にせり上がる幾本かの雪稜が目を惹いた。中には夥しい数のキノコ雪を連続させているものもあり、登攀の可否は分らない。鮎川さんに話すと、呆れていた。来シーズン、弓ヶ洞谷奥壁が一通り終わったときに考えることにしよう。もういい時間なので平瀬尾根下降をやめて、南尾根を下ることにする。下部で大ノマ谷への支稜に入り、出合付近に降り立つ。

共同浴場前に戻ってくると、妻は車中で眠たそうに本を読んでいた。初対面の鮎川さんはしきりに「奥さんはエライ」と繰り返していた。ひと風呂浴びて、帰路につく。途中で焼肉を食べ、5回くらい仮眠を取り、真夜中になってようやく松阪に着いた。[林正   記]

〈コースタイム〉
3/20白山公園線ゲート(4:00)大ノマ谷出合(4:50〜5:20)第四岩稜末端(6:20〜50)南尾根P5(12:10〜40)大ノマ谷出合(14:10〜30)白山公園線ゲート(15:15)

 

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