■鈴鹿随一の険谷、異色のゴルジュを行く
鈴鹿
犬上川滝洞谷〜大見晴
■2003/11/1 浅野/高橋・阪・中井 中井[記]
台湾遠征隊4人で練習をかね、鈴鹿犬上川源流にある滝洞谷に行くことにした。
滝洞谷は、その名の如く洞窟のような谷で、両壁ゴルジュが発達していて、こ
の山域きっての険谷との事である。目立った大滝はないのだが、多くは小滝が
連続し涸滝になっており、岩は乾いているのでラバーソールのシューズに履き
替えての登攀になる。但し、随所ににごった水がたまつた釜があるのには不思
議におもう、雨が降った後、釜にたまり、滝だけが乾くのだろうか・・。
朝6時45分に墓地駐車場より出発する、堰堤を越え河原を50M程歩くと谷
は急に狭まり、もの凄いゴルジュとなる、ゴルジュに突入するとすぐに、釜を
持った3M・CS涸滝にでる、ここはハーケン1枚打ちA0で中央から登る。谷
が大きく右に曲がると、のっぺりした4M滝にいき詰まる、この滝も水は涸れ
ている。ここは、正面右よりの縦に走ったクラックにカム1個セットしアブミ
に乗ると、すぐ上の残置ハーケンに手が届くのでアブミの掛け替えでのぼり、
左にアブミでトラバースすると、滝落ち口手前まで行く事が出来る、最後は落
ち口奥の残置シュリンゲにつかまり、滝を越えることが出来た。(洞窟ゴルジュ)
次のハングした4M・CS滝は中央から大胆に登る。しばらく行くと右側からの
ジグザグのうねったルンゼを過ぎると、10M涸れ滝に出る、ここは、井戸の底
にいるようで、頭上から僅かに光が洩れ光を求めてよじ登る。登ったすぐ上は広
場となっているが、今度は左岸がハングしたツルツルのスラブ滝だ(7M)、ここ
は左のカンテ状を5Mほどのぼり、回り込む様な感じで滝落ち口中央のスタンス
を拾い登りきる。(井戸底ゴルジュ)
最後のゴルジュは、小滝を正面から登り、30Mナメは幅1Mほどの落ち葉のた
い積している滝を越える。(迷路ゴルジュ)
迷路ゴルジュを越えるとやがて水が流れ出す。このあたりから植林帯になり、沢
はやっと平凡な谷となる。しばらく歩き大見晴(820M)直下の左岸支尾根を登
りピークに出ることができた。
@滝洞谷出合に立つ。6時45分。
A最初に出てくる3メートルCS滝はフリーで難なく越える。(阪)
B最初の核心部、釜をもった4メール滝は右の側壁を人工登攀とフリーで突破。
C同上。フリーで回り込み快適に越える。残置ハーケン×2(中井)
Dしばらくは水のないゴーロとなる。紅葉も深まってきた。
E第二の核心部、通称「井戸底ゴルジュ」10メートルを見上げる。(中井)
E同上。エイリアン×1と残置ハーケンで越える。(中井)
F同上。光を求めて這い上がる快適なフリークライミング。(中井)
G「井戸底ゴルジュ」の出口は2メートルのフリクション。(阪)
H続く7メートル斜瀑は左のカンテを登る。エイリアン×1、ハーケン×1、残置×1(浅野)
H同上。フリーで突破。快適なクライミングである。(浅野)
I最後の核心部、「迷路のゴルジュ」はフリーで突破。エイリアン×1、ハーケン×1(高橋)
I「迷路のゴルジュ」出口は30メートルのナメ状。両足つっぱりで突破(浅野)