名古屋ACC(名古屋アルパインクライミングサークル)〜沢登りと山の会

名古屋の沢登り好きな山岳会

南紀 不動谷 黒滝


■2009年4月18日〜19日

■L榎本(記)・日置(海外遡行同人)

◆4月17日(金)

この3月の台湾同行を12月の後半に日置君に熱望されたが、いかんせん、時間切れ。初対面、初台湾はまずかろうと涙をのんだ彼。次回の機会に備え、初手合わせとなる。仕事を辞めて、フリーの彼に遠路の遠征をお願いした。

 千葉から来た日置君と津で落ち合い、尾鷲の道の駅の隅でテントを張り、少し呑む。彼の望みで、台湾の写真がつまみだ。海山の道の駅は前もそうだったが、朝4時ぐらいに何かのエンジンが回って睡眠の邪魔をする。不動谷方面にちょいっと入ったところにいい公園があってそこで寝るべきだったといつも後悔する学習力のなさ。

◆4月18日(土)

眠い目をこすりながら、6時に起き、入渓点に向かって唖然とする。林道が古和谷と分かれたすぐで通行道止めになっている・・・。関東から遠征の日置君がいるからには、中止もできない。かといって、他の地図はない。土日で2本大滝をする予定だったが、縮小は覚悟で、林道を歩くことにする。

トンネルの記載が不正確で気疲れする。地図記載の林道から登山道に変わるところで一気に不明瞭になり、谷に強引に降りる。もう一つ手前のガレた谷を降りても良さそうだった。大きくロスをして約6時間かかって黒滝基部に到着。取り付くには微妙な時間だが、千葉から担いできてもらうのが悪いと思って遠慮したロープ1本作戦があだとなった。お試しで登って、途中で降りて続きは明日ってのができない。

 眠いし、早々に基部を整地し、飲む。

◆4月19日(日)

5時に起床し、7時に登攀開始。

1ピッチ目 50m(榎本)

 左岸の一段上がったテラスからスタート。やや細かいフェースを拾いながら登る。残置のさびたボルトがあるが、かぶり気味のその右を丁寧に登る。乗っ越すところで、足を踏み換え、右の壁に乗り、左上し、ピッチを切る

2ピッチ目 50m(榎本)

 滝の流れ方向に大きくトラバースし、ワイドなクラック沿いに登る。一段上のテラスに上がると左コーナーにクラックがあるが、茨が生えているのでパス。後ろのピナクルを背にしてチムニー登り。ピナクルに上がり、ブッシュの生えた壁に大股開きで乗り移る。高度感いっぱいだ。直上し、小さいテラスでピッチを切る。ロープの動きが悪かった。トラバースで短く切るべきだったと反省。

3ピッチ目 50m(日置)

右もリッジの細かなホールドを拾い、直上。ブッシュの生えたフェイスを涸れ土を蹴り落としながら嫌らしい登り。傾斜はゆるみ、大きなテラスでピッチを切る。

 

4ピッチ目 50m(榎本)

 ブッシュ際のラインをたどってテラスに出る。滝の落ち口も近いようだ。シャワーで落ち口へとも考えたが、見ると一部難しそうなのとヌルヌルでコケで緑がかっている。あきらめて右のブッシュをモンキークライムで挑む。これが悪く、人工しようとかけた枝はあっけなく折れる。泥の根っこを掘り出したり、あれこれ手を尽くすが、やはりさらにか細い枝で人工するしかなさそうだ。さっきよりは細いが、粘りはありそうな小指大の枝にシュリンゲを巻き付け、ソフトにアブミに乗り込む。ホールドは薄いフレークに持ち替え、アブミ最上段に乗り込み、大きく伸び上がって、上の灌木をつかんで一安心。ぎりぎりのごまかしクライミングだった。結構難しいピッチだった。

左岸に上がり、早春の明るい林の中をかかと履きしたクライミングシューズで下っていく。右の枝沢でのどを潤し、沢沿いリッジ左岸を下る。途中で懸垂2ピッチ。そこから慎重に下って、ベースに着いた。

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