名古屋ACC(名古屋アルパインクライミングサークル)〜沢登りと山の会

名古屋の沢登り好きな山岳会

中ア 木曽駒ケ岳〜空木岳


■2009年8月15日〜17日

■L盛小根(記)

前日14(金)、9月に行くネパール、カラパタール・トレッキングへ向けてのトレーニングと位置づけ、晴天の予報を得て出発した。軽量化は考えず手持ちの2〜3人用テント、食料は冷蔵庫の中の人参や長芋など、15キロのザックを背負って縦走にでかけた。

◆8月15日(土)

木曽駒ケ岳

木曽高原新和スキー場駐車場を回り込んだ林道に張ったテントを撤収し、駒ケ岳方向に延びる道を行くがすぐに行き止まり。スキー場駐車場入り口に木曽駒ヶ岳登山2合目のドデカイ看板! 今は高山植物と草の生い茂るスキー場をつっきり、その先に登山届け受けBOXを備えた木曽駒ケ岳登山道の標識がある。福島Bコースの案内に沿って進む。林道終点で正沢川の枝沢、幸ノ川を対岸に渡る。ここから登山道らしくなり四合目と五合目の間で下山する3パーティーに行き会ったが、このコースから登る人には最後まで行き会わなかった。"7合目の非難小屋はストーブも在って快適だから泊まったら?"と勧められるが大荷物に喘ぎながら、今では手放せなくなっているストックを両手に先を急ぐ。うっそうとした樹林を抜けようやく福島Aコースと道を分ける7合目非難小屋、ここからは木々の間から視界が開けるので気が休まる。8合目の水場で大汗を拭きながら休んでいると、またも下山者に行き会い「今日の山頂はガスで展望が効かない」と言われる。私の大きなザックに気づき、単独・テント泊の縦走だと返したら感心していた。玉ノ窪のカールで、これも下山する単独者にすれ違い、随分経って下方から"頑張って!!"叫ばれた…私は、一瞬「ルートでも外して注意されたのかしら?」と戸惑ってしまったがストックの腕を振り上げたら此方を向いていた相手は背中を向け下り始めた。こういうのって良いかも・・・と機嫌良く玉ノ窪山荘に到着。さらに駒ケ岳山頂を目指し先へ進む。一瞬雲の間から青空が覗き、日がさしてきたがすぐガスってくる。山頂の祠横に在る売店のお兄ちゃんによれば、今日の8:00過ぎから一日中雲が垂れ込めているのだとか。明日の行程を考えると先へ進みたいのだが、山頂を中岳方面に下り山頂山荘の中央アルプス唯一のテント場に15:00。この時間とガスでは宝剣の岩場越えにリスクがあり、またテント場も無いということで本日ここまでと幕営を決め込む。持参の本を読みながら時間をつぶし、水分補給も兼ねスープ類から始めた夕食と、一日2杯と決めているワインを飲んでまどろんでいたら22:00ごろから雨、明け方まで降り続けていた。

◆8月16日(日)

木曽駒ケ岳

雨は一時的なものであったらしく、明け方には風が吹き綺麗に晴れ上がった。昨日は気づかないでいたテント場横の高山植物に見とれながら出発の用意。本来、越百山までだが、木曽殿越通過時間によっては空木岳止まりにするサブルートを選択肢に入れる。昨日とは打って変わり、中岳に登り返すと眺望が素晴しく、御岳を始め北アルプスの槍の穂が遠くに見え、反対側には山頂が雲に覆われた富士山がある。これから行く宝剣の岩場はすぐ目の前だ!一度は宝剣山荘を通り岩場を巻くルート・分岐乗越浄土まで来てしまうが、戻り手前の岩場ルートから宝剣越え。すでにこのルートから山頂を踏んで下山途中の小学生数人と引率者らしい大人3人グループと入れ替わり、慎重に足を運ぶ。前を行っていた女性2人は若い方の方が、恐々と云う感じで後から追いついた私に先を譲ってくれる。岩場を越えて少々年配の方の方が「あそこも行きたい。」と三ノ沢岳を指しているが、「私には無理!」若いパートナーの承諾を得られなかったようで、ロープウェイでしらび平へと下って行った。昨日の宿泊予定地の檜尾岳までは3人パーティー2組と単独者2組と行く先々で休憩時に顔を見合わせながら空木岳に向かう。私以外の人達は小屋泊まりだと云う。この時点でまだ百越山を諦めていない私は、熊沢岳への岩場の登りも対独者の男性を追いかけるように飛ばすが目安としていた木曽殿越は14:00到着。随分迷ったが、越百山を諦め荷物をデェポし空木岳山頂往復、木曽殿越から発生する倉本尾根を下山することにした。空木岳登頂中のパーティーに先を譲ってもらい、鎖場や鉄梯子などをやり過ごし1時間ほどで山頂に到着。ここから池山方面の尾根と南駒ヶ岳の景色が綺麗だった。私の後から登ってきた小屋泊まりの単独者の男性に「速い!」とあきられながらすれ違い。同じルートをこれから下山していく尾根を確認しながら木曽殿越へ下って行った。16:10木曽殿山荘の宿泊客に見送られ途中の支沢で水を補充、虫除けスプレーをしっかり噴霧し、8合目手前で登山道横のスペースを利用し幕営。草をひいて少し狭いが快適な幕が張れた。

◆8月17日(月)

登山者の邪魔にならないようにと早起き、早出を決め込んで行動したがテント撤収している6:00前に3人パーティーが下山してきた。すぐに彼らの後に出発、8合目で休んでいるところを先に下山する。今日は食料の大方は食べつくし、飲用以外の水も担いでいないので断然荷物が軽い。コースタイムより速いペースで下る。途中これから登ってくる人達に出会うが、皆、伊奈川ダム方面からの登山者で金沢土場から先の倉本駅行きの情報は得られなかった。6合目まで木曽殿越からの尾根を下り、北沢を高さの低い吊橋で越し、通ってきた熊沢岳から発生する尾根の裾を登山道が付いており林道が通るうさぎ平へ至る。ここに、「ドコモの携帯は繋がる]の案内看板が置いてあったので試してみたが、私の携帯は圏外表示!!岐阜ナンバーの車が一台駐車してあった。伊奈川ダム方面と倉本方面の分岐、金沢土場着。伊奈川沿い林道を倉本方面にしばらく行くと倉本駅へ続く標識が現れ伊奈川を渡し木でわたり、笹の刈り込みがされているが草域うっそうとした登山道を中八丁峠への登り、テープはいたるところに在る。ここは携帯の通話可能だった。エアリアマップに中八丁峠からの下りに危険の表示がある。岩場でもあるのか?と構えていたが、傾斜のきつい一足分程度の道幅をしばらく行くと、木曽殿越登り口の看板が在る馬ノ背までは樹林と笹で覆われた穏やかな登山道だった。しかし、其処からがいけなかったぁ!!降りてきた中八丁峠へと倉本駅への林道の案内以外に登山道への案内が無い。結局林道5,8Km歩かされる。集落に近い処では登山道と交差し、そちらの方から下ってみるが民家の庭先の草域に辛うじて踏み跡をつけたような道だった。馬ノ背から林道と登山道を交えながら無人の倉本駅に到着したのが2時間後だった。

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