名古屋ACC(名古屋アルパインクライミングサークル)〜沢登りと山の会

名古屋の沢登り好きな山岳会

朝日 根子川入リソウカ沢


■2009年9月20日〜22日

■L金子・木下・鈴木(記)

◆9月20日(日)

入リソウカ沢

朝4時、月山12時間耐久レースが幕を切って落とされた。2時間運転の3交替制。カーナビが、新潟中央から磐越自動車道で郡山を経由し、東北道を走ったほうが早いと言うのでそれに従ったが、やはり渋滞にはまった。国道を行ったほうが早かったろう。

昨夜、持参したビールを金子邸で飲み干してしまったので、大井沢温泉「湯ったり館」で月山地ビール「愛」を購入した。日暮沢小屋周辺には駐車車両が長蛇の列となっていた。登山道を30分ほど歩き、川床に降りた。自身初めて見る東北の沢だ。魚がパクパク口を開けて待っているのだろう。時間も遅いので手近なところに幕を張った。「出発前夜に泊めてくれ」と言ったら不参加を表明した新婚谷口君の奥さんと同じ名のビールを沢で冷やし、味わった。

◆9月21日(月)

出発すると上の登山道から声がし、二人の沢屋が降りてきた。横松沢に入ると言う。詳しそうなので先行してもらうが、いきなりへつりで淵に落ちた。朝からお勤めご苦労様です。先に行かせてもらう。

入リソウカ沢

小さな滝とその壺がいくつも出てくるが、直登したり小さく高巻いたりすることができて、そんなに難しくはない。巻きで行く手を遮られたと思いきや、懸垂用の残置スリングがセットしてあったりする。もちろんありがたく使わせてもらう。

横松沢の手前で沢がクランク状に曲がっている箇所があり、今横松沢にいるのではないかと思った。高巻きの途中で行くはずの本谷を外してしまったのだろうか。しかし、戻ってみても右岸から合流する沢は見当たらず、そのまま遡行を続けた。しばらくするとちゃんと横松沢の出合が現れてほっとした。

それにしても先ほどから魚が走るのを一度も見ていない。柴倉沢出合で魚類生息調査を試みた。すばやくロッドを取り出し、フライを結び、素振りをするとロッドが飛んでいった。無残にも折れている。どうやら高巻きでツルに引っかかったときに強引に突破したのがいけなかったようだ。心も折れてしまった。代わりに木下さんがテンカラを振るも、自作のエルクヘアカディスがでかすぎるのか魚がいないのか、結局分からず。

この時点でまだ11時。今回の山行はゆったりした行程で魚と戯れる計画だったが、魚が遊んでくれないようなら、ゆっくりする理由もない。行けるところまで進んで、明日中に下山してしまおうということになった。なんといっても月山12時間耐久レースをもう一度やらなければならない。これは相当な心理的負担だ。

この時点でまだ11時。今回の山行はゆったりした行程で魚と戯れる計画だったが、魚が遊んでくれないようなら、ゆっくりする理由もない。行けるところまで進んで、明日中に下山してしまおうということになった。なんといっても月山12時間耐久レースをもう一度やらなければならない。これは相当な心理的負担だ。

雪渓は全くなく、ロープを出して登るような箇所もない。登れない滝が出てきても問題なく高巻けた。

ソウカ沢出合にかかる本谷の滝は両岸が迫り、おおっと声が出るようなものだったが、ここはまずソウカ沢を登り、やっかいな藪をトラバースして、滝の落ち口に絶妙に降り立った。

ぼちぼち幕場を探しながら登り、先行者が使ったと思われる場所に幕を張った。もう森林限界に近く、薪を集めるのに苦労した。木下さんのザックからビールが3本も出てきて驚いた。ご馳走になった。

◆9月22日(火)

草原の中を駆け抜ける沢を一気に登り、1時間半で稜線に出た。ガスから落ちる雨が風で体に吹き付けた。大朝日小屋でカッパを着込んで、行動食をかじっていると、次から次へと登山者がやってきたので、追われるように小屋を出た。ピークハントしても展望はないので、今回はやめておこう。次回はあるのだろうか?

ガスの切れ間に見える稜線は、紅葉が始まっていて美しかった。ぬかるむ登山道ですってんころりんを繰り返し、登山口に降りても、まだ雨は降っていた。それにも関わらず、きのこ採りの人たちは山に分け入っていた。

行きに寄った湯ったり館で汗を流した。ぬるっとしたお湯で、しかも300円とはうれしい。愛ちゃん地ビールの味が忘れられなく、買ってお土産にした。

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