名古屋ACC(名古屋アルパインクライミングサークル)〜沢登りと山の会

名古屋の沢登り好きな山岳会

北ア 北ノ俣川カセパ谷


■2009年10月3日〜4日

■L金子・深澤(記)

◆10月3日(土) 雨のち晴れ

カセパ谷

飛越新道から神岡新道へ入り水の平からヒラソ谷へ入る。前日からの降雨でかなり増水しているため、登山道を行くか迷うが入渓を決定。1時間30分ほど歩くと大きな滝が現れたため、左岸を大きく巻くと本流手前の廃道となっている登山道に出る。本流も増水しているため、しばらくこの道を歩くことに。かなり荒れている道ではあるが、途中焚き火の跡もあった。

本流に出ると大きなイワナが泳いでいるが、金子さんのペースに着いて行くのがやっとで、お魚どころの余裕ではない。金子さんは次回、釣り竿を持って来たいとのこと。

ヒラソ谷に入りしばらく歩くと、30m3段と30m階段状の滝の二股に出る。右の階段状のルートをとるが、登り切ったところから約10mの懸垂で左股の滝上部に降りる。入会以来初の沢にして、初の懸垂下降。しかも足場のない宙ぶらりん状態にビビる私をよそに、金子さんは的確に指示を出してくれる。

高度が上がるにつれ小滝が連続して現れる。その度に金子さんにお助けスリングを出していただいたり、濡れる必要のない滝で足場を確保するためシャワーになったりと、自分の力のなさを痛感する。15時にはテントを張る予定であったが、結局1時間の残業となってしまった。

◆10月4日(日) 晴れ

昨日とはちがい朝から良い天気ではあるが、陽が当たらず身体がなかなか温かくならない。相変わらず景色を楽しむ余裕はないものの、沢の水量が少なくなっていることと登りが急になっていることは感じることができる。幕場から2時間ほど歩き、ちょうど水の切れる場所で休憩をとったが、このときになってようやく、雲海が目に飛び込んできたり陽が当たり始めたりして、身も心も温かくなってきた。ここからさらに1時間ほど歩くと高木がなくなり視界が開け、北ノ股岳山頂が見えてきた。このときはまだ這松との過酷な戦いが、このあと2時間も続くことは予想していなかった。

何度か力尽きそうになりながらも、這松地帯を何とか脱出し稜線に出ると、15分ほどで山頂まで登り詰めることができた。集合時間よりも1時間程早く到着する予定でいたが、ぎりぎりの到着になってしまった。山頂で迎えてくれた皆さんの暖かい言葉で、身体が軽くなるのを感じることができた。

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