名古屋ACC(名古屋アルパインクライミングサークル)〜沢登りと山の会

名古屋の沢登り好きな山岳会

北信 飯縄山と黒姫山稜


■2009年10月10日〜11日

■服部夫婦

シルバーウイークの次の3連休。2週前の笠ヶ岳の疲れも癒えて、この連休は百名山を目指す予定にした。が、目的の下越方面は雨予報。遠路走って雨ではバカらしいので、雨マークが無い山域をアチコチ検討。ルートが短い北信の2座にした。自分にとっても初めての山。一応200名山だ、きっと好い山なのだろう。

◆10月10日(土) 曇り

飯縄山と黒姫山稜

今回はテント泊まり、僅か1泊だが何故かトランクは満員。2回分の着替え、靴も2足ずつ入れたが、弁当はコンビにで?と言うことにして、静かに車を出した。暗い中央道、いつもなら眠気で休む恵那峡SAを通過。5時間以上の睡眠で、今日は瞼が軽い。スイスイ走って、駒ヶ岳SAで休憩。舎内のファミマで買ったサンドイッチとカップコーヒーで朝食を済ます。長野道から上信越道に入り、小布施PAで2度目の休憩。目に付いた栗の甘納豆が、助手席で退屈な口を潤す。小布施から20分で信濃町IC、出れば右手の道の駅「しなの」をチェック。戸隠バードラインで懐かしい牧場や奥社を過ぎて戸隠中社に着いた。少し迷ったけど、20分の遅れで駐車場へ到着。キレイなトイレもあってありがたい。先着車は7,8台、殆どが観光みたいだ。

いいお天気だ、水分をタップリ持って出発した。土産店や蕎麦屋の前を通って、建物が途切れた辺りにちびっ子忍者村、駐車係り員が手持ち無沙汰に立っている。更に進めば、ネットで見た神告温泉。下山後に入るとして観察しながら通過する。樹林帯に入って程なく路肩に5,6台の車。傍に飯縄山西登山口の小さな標識があり、針葉樹林を分けてまっすぐに延びた遊歩道みたいに幅広の坂道を登ってゆく。

4~50分で荒れた林道が横切り、休憩中の若者グループの先に立つ。根っこの段差や落ち葉を踏んで、小さな鳥居と祠がある萱ノ宮に着いた。拝礼して一休み中に若者(♀4♂2)たちが到着、お参りも賑やかだ。広い道は祠の上へ延びているが、赤布が下がる左の細い道に入ってゆく。若者6人も続いてくる。が、道は下がり気味で心もとない。地図を見て引き返し、広い道を辿る。当然若者も、僕たち付いてゆくだけですから?と後に続くが、10分もしない間に話し声が届かなくなる。此処からは急になり、流水で削られた石や根がむき出しで歩きにくい。

いつしか青空が消えて、小さな雨粒が落ちてきたのでカッパを着用。樹林帯から潅木帯になり、笹と草原に変わって南面側から登る道との分岐に出た。通過して飯縄神社の屋根の裏の広場、ほぼ水平に10分歩いて飯綱山に到着。山頂は結構な賑わいだが、周囲はガスで眺望はムリ。神社でお昼を?と、証拠写真だけ撮って山頂にバイバイ。着いた神社前も、祠が祭られている建屋の中も人でイッパイ。賽銭を入れて手を合わせ、広場へ出てお昼とした。雨は上がったがカッパを脱げず。その内ガスが流れて、西北西に戸隠山のゴツゴツ稜線が現れた。ガスの合間を縫ってのシャッターチャンスが難しい。そろそろ下山?と思っている所へ、若者6人組が到着。あと10分だよ?と言ったけど、腹ペコには勝てないと見えてコンロをセット。ジャア気をつけて。登りの人に何度も道を譲り、分岐を左へ採って飯縄山登山口へ向かう。こちらの方が古いのだろうか?道幅狭くて急斜面にはロープがある。咲いている花は紫のリンドウとノコンギク、たまに黄色いキリンソウ。樹林帯に入って、浅い窪みの大きな黒石がある天狗の硯岩。続いて第十一阿しゅく(漢字は門構えに人が3つ)如来、此処で一息ついて小腹を満たす。坂が緩くなって、やがて大きな鳥居に出た。前は舗装道路が真っ直ぐと左右に伸びるT字路。地図を確認して、別荘地を真っ直ぐ抜けて行ったが訳がわからなくなり、別荘に来ていたオジサンに尋ねて何とかバス停に着いた。

ヤレヤレ15:07発に間に合った?と時刻表を見れば、なんと次は15:47。ネット検索手抜きのせいだ。バス停舎で脱いだカッパをしまったり、ウロウロ時間を潰す。長野駅からのバスにはハイカーも乗っている。中社宮前まで@530円。車内にストックを忘れてバス営業所に連絡を取り、戸隠牧場まで取りに行く。何処で泊まるか?先ずは温泉だ。チェック済みの神告温泉へ、@600円でサッパリし、明日の行動食を売店で買う。戸隠キャンプ場を覗き、中社の駐車場も考えたが、結局道の駅「しなの」にテントを張ることにした。明日の黒姫山へのコース中だし、きれいなトイレがあってしかも只。沢山の車の片隅、目立たない場所を選んでテントを張った。缶ビールとチーズ、レトルトカレーで夕食を済ませ、歯を磨いてシュラフにもぐる。

◆10月11日(日) うす曇

飯縄山と黒姫山稜

4時前に起きて朝食代わりにコーヒー&お菓子。露で濡れたテントを片付けて出発。まだ薄暗い無料駐車場に着いた。広い駐車場にはチャンとトイレもある。先着車は2台。準備中に単独のオジサンが出発して行った。正面は目指す黒姫山か?雲が覆って上は雨か?懸念しながら我々も出発した。

蕎麦屋の前、車道を歩いてコスモス園と牧場の間、フェンスに挟まれた道を上がってゆく。フェンスが終わった辺りからはスキー場、左右にリフトが延びてゆく。一基目のリフト頂上に登山道の標識があり、それに従ってゲレンデの端を登ってゆく。狭い道は濡れた土で滑るので刈り込まれた草上を登るが、意外に急斜面でこたえる。刈り込みのゲレンデが終わって登山道らしくなり、樹林帯、草が伸びたゲレンデを通って姫見台に着いた。姫見とあっても、黒姫山は雲がかかってサッパリ。少し登ってからトラバース気味に左に回り込んでゆく。この辺りからは、樹間に妙高山と新雪を纏った火打山が見えだした。荒れた道で両手を使ったり、根っ子に足をかけたり、いつまで続くトラバース?と思いつつ越見尾根に着いた。此処から急坂の標識で、痙攣しないよう水と塩を補給。気を引き締めて急登にかかる。道はトラバースよりも厄介、大きな段差に苦労する。黒姫乗越辺りで、上で霙が降った?と下山者が言う。温度計を見れば2−3度、カッパの上だけ着た。此処から坂は緩くなり、エアリアのコースタイムより10分遅れて山頂に到着した。広くない山頂には2組40人のツアー客。何処へ落ち着こうかと迷って居たところ、もう出ますから?と、読売旅行の人が場所を空けてくれた。もう1つはあのアミューズトラベルだ。読売はコスモス園へ、アミューズは表登山道へ出発していった。ガラガラになった山頂でパンを食べ、写真を撮り、居合わせた人とお喋りして、霙が降り出した黒姫山を後にした。

黒姫乗越を過ぎた所で大勢の足音が迫り、道を譲ればアミューズの20人が元気良く下りて行った。妙高火打を左に見ながらマイペースで下ってゆけば、越見尾根の手前で休憩中のアミューズ団に出会う。お先に〜、もう後に付くのはイヤだ?とばかり、ペースをあげて姫見台まで下る。転がっている木片で作ったベンチに腰を下ろし、ミカンやお菓子でくつろぐ。5分ほどでアミューズ団が到着、姫見台の石碑をカメラに収めて下りて行った。ゲレンデでは隊列が乱れ、夫々道を選んで下りてゆく。我々も同じ、ゲレンデの中を適当に下り、展望広場に着いた。方位盤はないが、名前が入った山のイラストがあり、野尻湖とその向こうの山名を確認したが忘れた。登山者は⇒の標識でフェンスの道に出て放牧された牛を眺め、牛とツーショット。コスモス園は明日閉園、少ない観光客がリフトに乗ったりして愉しんでいた。

下山したら食べよう?と、往路でチェックしていた蕎麦屋「うえだ」の戸を開ける。山菜天ぷら終了の張り紙で残念がったところ、天丼定食を勧められて、新そばのザルとミニ天丼を美味しく食べた。温泉はパス。昨夜泊まった道の駅の「栃の実かりんとう」が美味しかったので、もう一度寄って出ていた4袋を買い占めた。高速道路は、更埴jct手前で想定外のノロノロ。中央道では飯田から渋滞12kmの案内があり、満員の駒ヶ岳SAで1時間の時間調整。夕食用に焼き鯖寿司を買って出発、渋滞箇所は恵那山トンネル出口に移っていた。結局、計画2時間半遅れで帰宅。これぐらいの事(遅れ)は、しょうがないでしょう。山で満足したのだから?。

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