没にした11月21日の夫婦山行計画を、そのまま利用して同行者を募った。2日の例会とその後のメールでも同行者が得られ、遠方の山をエコノミーに楽しむことができた。当初は日帰りの予定であったが、仕事が終わる時刻と、帰宅時刻制限を考慮して遅めの前夜発となった。

このメンバーだ、今夜はミニ酒宴。迎えに来てくれた神谷師匠のワンボックスに、簡単ナベの食材や飲み物、山の装備を積んで出発。冬の電飾で賑わう広小路通りを今池へ、待機していた盛小根さんを拾う。豊田東IC辺りから道順を訊きながら、計画に30分ほど遅れて八君のマンションに到着。目バッチリの光駿君が、駐車場で迎えてくれた。晩飯食ってない〜八田祖父孫、最初のコンビニで弁当を買って落ち着いた。
SAPAはどこもトラックで満員、八君が調べてくれた道の駅でテントを張ることにして、師匠のハンドルと盛小根さんとの会話が軽快。静岡市街のコンビニで飲み物などを調達して、安部川沿いの県道をひた走る。だんだん寂しくなる道、帰りに寄る予定の「わらびの温泉」を過ぎて、程なく円形のトイレ舎がある真富士の里に着いた。外灯一つが程好くテン場を照らしてくれ、駐車スペースの隅っこに師匠の庇付きテントを張った。

早速始まったナベには白菜、シメジ、鶏肉、豆腐が入り、味ポンで食べる冬の定番。草食ネエサンは鶏もダメ、上手に外して食べてもらった。夜も遅い。アルコールは程々にして2:00に就寝となった。夜中のトイレ、満天の星は今日の好天を約束してくれるでしょう。
6:00、光駿君もたっぷり眠ったようで、みんなスカッと起きた。食べ終わってから4時間半しか経っていないけど、カップ麺の面々は湯を沸かして温か麺、自分は手製のおにぎり。結構食べられるものだ。テキパキとテントが片付けられ、起床から70分で出発できた。
平野橋を渡って行き過ぎに気付き、戻って狭い林道へ。そこにあった(真富士山の)標識は小さくて、8つの目でも見過してしまった。植林の森をくねくねと、ガードレールが無い狭い道が延びてゆく。やがて着いた登山口には軽四が1台、人気の山にしては寂しい。山側の路肩に駐車して出発。天気は上々、富士山はバッチリだろう。
植林の中、いきなりの急登。ほゞ直登気味に20分程登ってから水平に右まわりで黒部沢に出た。きれいな流れに沿ってちょっと登り、沢を横切って暫くでヲイ平へ着いた。此処は真富士峠への分岐点。一息入れて右へ、第一真富士山へ向かう。植林から葉を落とした自然林となって、陽が差すようになる。程なく稜線に到着。右へ30秒で真富士神社。手を合わせる前に、樹間から見る富士の白い輝きに圧倒される。賽銭入れて真面目にお参りして、あっと言う間に第一真富士山へ着いた。此処では遮るものが無い100%の富士山を堪能。広がった裾野の右方に、昨年3月に登った愛鷹山・越前岳が懐かしい。光駿君は(山は)一つでいいとか文句を言っていたが、聞かぬふりして第二真富士山へ向かう。緩い下りが急になって標高差90mの真富士峠に到着。今度は150mの登りだ、そのままノンストップで第二真富士山へ。固定ロープの岩場がある…と楽しみにしていたが、薮と岩が混ざった高度感のない岩場。それでもストックを背中に差して、両手を使って登った。2つ目の岩場は短くて、これを超えたらすぐに頂上に出た。ここも絶景、先ずは標識(写っていない)を入れて集合写真を撮り、富士を見ながらお昼にした。暗黙の約束みたいにザックから出る缶ビール、乾杯していろいろ食べて、満腹満足で下山にかかる。
ロープの難所を慎重に下り、真富士峠で一本。此処から直接ヲイ平へ。明るい自然林のジグザグ道から暗い植林帯に入って、程なくヲイ平に着いた。登りでも気になったが、この辺りでは大人の背丈くらいから下方へ均等割りに4本のビニール縄が巻かれた直径20cmほどの檜が林立。作業中のオジサンに訊いてみたら、熊の爪除け用の紐とのこと。紐が邪魔をして爪研ぎが出来ないらしい。初めてみる光景を納得して出発。黒部沢の源流付近へ来て、此処から川が始まるんだ…と教育ジジ。光駿と一緒に流れ際に下りて、伏流水が地表に出るさまを観察していた。水平道が終わって最後の急坂下り、嫌になる前に登山口に着いた。狭い路肩にマイクロバスが、ヤッパ人気の山なんだ。
楽しみにしていたわらびの温泉は予約でないと入れない。諦めて一路静岡ICへ。小腹が空いて、何度も山を登ったアラレをポリポリ。光駿はとっくにグーグーだ。牧之原SAで温かい麺類を食べて、渋滞前に本宿〜岡崎を抜ける。八田邸で別れ、名古屋ICまでは順調だったが下りてからが大変。この時間に市街地を抜ける大変さを味わいつつ、師匠の我慢の運転が続いた。ありがとうございました。師匠は更に100分かけて、ご自宅に着いたそうです。本当にお疲れさまでした。(富士山の写真は神谷氏が撮影)