お盆に行った乗鞍で残雪を見て、今度は雪の上を歩きたいと言っていた。寒波が来て美濃にも雪が積もり、新しい長靴の出番がやってきた。遠くはダメ、山頂付近まで車道が延びる924mの山。路面の雪はかなり上まで無いだろう…と、途中まで車で上がる横着な計画にした。

今日の行程は車も歩行も至って短い。いつもと同じ時刻に朝食を摂って、泊まっていた健介を急かせることなく、計画20分遅れで出発した。通勤時間帯が外れていることもあって、市街地も渋滞なく走れる。池田町に入って国道を離れ、麓の池田温泉に着きそのまま山道へ。標高750mの焼石神社まで上がる心算だったが、100mも走らないうちに冬季閉鎖のゲート。いつの間にか目覚めた健介は「此処から登るの?」 此処はマズイ、ちゃんとした登山口で桜と紅葉の名所、霞間ヶ渓へ車を回した。着いた駐車スペースには3台の先着車、忙しい時節でも暇な人(自分も)が居るものだ。
帽子と手袋の冬支度。ラーメンセット(コッヘル、EPI、麺と水)を健介のザックに、落ち葉の階段からスタートした。すぐにベンチが現れて遊歩道は終わり、幅の広いジグザグの急登へ。脇に少し残っていた雪は、1時間ほどの登りで道全体を覆ってきた。お昼は陽が当たり、風が少ない雪の上。倒木に小さなレジャーシートを広げ、腰をおろしてラーメンの支度。出来上がるまでに食べたおにぎり、海苔を忘れたけどこれはこれでグッド。出来たラーメン一人前を2人で食べて、温まったところで出発。程なく雪の車道と東屋に着いた。健介は早速雪だるま作り、スキー手袋はいつしかベタベタに。
ずんぐりダルマと写真に収まって、行けるところまで行こう…と、時計を見て歩き出す。車道を横切り、トイレ舎の横から幅1m位の登山道が延びている。ナツツバキの森、イバラの小径の標識がある緩い階段の道。再び車道を横切って樹間を登り、神社の社務所?売店?前の駐車場に着いた。3度車道を横切って行けば、すぐに焼石神社に出た。狭い境内だが、石灯籠や手水鉢など整った立派な神社だ。賽銭入れて手を合わせ、ガラガラ振って引き上げた。時計は13:30、あと1時間でリミットだ。池田の森の真ん中を登って行き、5度目の車道にあるトイレを使って、残り(時間)は30分強。自然と足早になる。緩く登って緩く下って、茶屋と展望広場がある峠へ着いた。あと20分か、とにかく行こう…と、6度目の車道を横切り急登開始。すぐに平坦になり樹間の雪道をとばす。やがて櫓が見えて来て、ギリギリ14:30に山頂へ着いた。積雪は30cm弱か?先ずは展望櫓に上がって周りを見渡し、セルフでツーショット。休憩舎で茹で卵を食べて下山にかかる。
帰ってから友達家族とのクリスマス会が楽しみな健介、疲れていると思うのだが足は元気。峠からは車道でトイレ舎まで行き、焼石神社を通過、雪だるまの東屋まで一気に下った。一息入れて下りかけたら、この時刻にオジサンが登ってきた。ジグザグの急な下り、雪が無くなってトイレ休憩中に先程のオジサンが下りてきた。楽しみのお陰で疲れも見せずに車に到着、靴をはき替えただけで出発した。
ちょっとルートミスをしたが国道417に出てヤレヤレ、大垣からはヘッドライトを点けてのドライブ。行き交う車の地名を見たりしていた健介は、いつしか後部座席で夢心地。