前夜は公衆トイレの横にテントを張って仮眠。早朝車を移動させ、明谷川の林道を歩き始めた。今回は食材を自分たちで調達するということで、調味料とお米しか持ってきていない。林道を歩きながら山菜をさがす。たらやうど、トリアシショウマがみつかるが、成長しすぎて食べれそうにない。標高も大して稼げない林道を歩いていると、松倉谷にまできた。釣り師の車が数台あり、松倉谷には入らずに先を行く。
それほど歩かず明谷川に入るが、堰堤が続いて巻いたり林道に戻ったりで、久しぶりの泊り山行にはきついが、ペースがゆっくりなので助かる。入渓してから1時間ぐらい歩くと、金子さんが釣りを始めた。この谷最大の5m滝で、今日のおかずを調達できた。
あまり標高をあげて雪渓があったら幕営地が確保できるか?ということで、1000mhあたりで泊まることにし、荷物を置いて本格的に山菜採りを始める。この沢は滝はほとんどなく、苔むしたゴーロがなんとなく日本庭園のような感じだ。
2時間ぐらいで、こごみ、笹の子、ウド、ワサビが採れた。今日のメニューは、イワナのバター焼き、ウド・こごみのマヨネーズあえ・酢味噌和え、ウドのきんぴら、ワサビの炒めもの。笹の子をたき火で焼いたものは、甘くておいしかった。イワナのバター焼きもとてもおいしかった。(食費0円)
今日は山菜弁当を作って、集中したらみんなに見せよう(見せびらかそう)と昨日のおかずの残りでお弁当を作った。今日のメンバーはやることが早いので、起きてから1時間半で出発する。しばらくは昨日山菜採りで通ったルート。2時間半ぐらいで崩れた雪渓が出てきた。10時の交信はつながらず、そのまま進む。1477mhの南側のコルからチエジ谷の支流をめがけて下り、そこから鉢伏山の稜線に出る。ほぼ頂上に近いところに出たと思うが、期待した登山道がない…。なんとなく踏み跡らしきものが時々見られるが、ほとんどは笹と灌木の藪こぎだ。11時の交信で烏谷を下るという案も出る。集中には間に合わないが安全策を取って稜線をそのまま行くことにした。
藪は濃く暑いのもあって、大長山の最後の急登は何度も足が止まりそうになり、私一人だけペースダウンしてしまう。頂上の細長い尾根に乗っかり、もう少し…と思ったら道が出てきて、すぐに頂上にいる登山者が見えてほっとした。
後は下るだけ。山頂を出てすぐに無線がつながり、私たちが下山したころに、車の回収をしてくださった日帰りパーティと出会うことができた。