名古屋ACC(名古屋アルパインクライミングサークル)〜沢登りと山の会

名古屋の沢登り好きな山岳会

【秋の集中】Bパーティー

中ア 太田切川 太田切本谷〜沖駒石沢〜空木岳


■2010年9月11日〜12日

■L谷口・浅野・井上(記)

◆9月10日(金)晴れ

江南駅に集合し、車をデポして出発する。小牧東IC経由で駒ヶ根、菅の台まで約2時間、谷口さんの運転であっと言う間に到着した。テントを張れる場所を探しウロウロしてみるが、他の登山客も多く結局駐車場に入れて車中泊する事になった。デリカの後ろをフルフラットにして大人3人が足を伸ばして寝られるなんて素晴らしい。1BOXの大きな車が欲しくなってしまった。星も多く出ていて明日の山行を楽しみに寝る。

◆9月11日(土)晴れ

大武川水晶沢左俣朝起きて周りの車と人の多さにビックリした。ほぼ満車状態!バスのチケット売り場も、バス停も、トイレも人だらけとなっていた。さすが観光地!1時間待ちを覚悟して仕方なくバス待ちの列に並ぶが、臨時便も出ており30分ぐらいで乗車する事ができた。桧尾橋でバスを降りるのは自分達だけで、他の乗客にじろじろ見られながら降りた。

いよいよ歩き始める。巡回路を通り発電所の取入口を目指し歩いていると沢の斜面に動物発見!大きさ、色からしてイヌ?と思ったらサルだった。トンネルをいくつか通り、つり橋を渡ると取入口の堰堤に到着した。堰堤裏側になんとか出て入渓。しかし、すぐに巨岩が立ちはだかっていた。ヘツリで行こうとするが水量多く流れも速いためロープ確保しても危なそう。ウーンと悩んでいると浅野さんが巨岩の裏にワイヤーロープを発見してきてくれた。しっかりと巻き道もあり一安心。その後、ゴルジュ帯へと突入していった。沢幅は狭く暗い感じで水量も多い、岩はツルツルしていてヘツリ、徒渉、小滝越えも慎重になる。場所によっては腰まで浸かり流れに引っ張られながら足場を探すような所もあった。たまに陽だまりがあるとホッとして沢登りをしている楽しさが湧き上がってくる。沢幅が少し開けてくると、色々な記録に出ていたトラロープ付の巨石が出てきた。谷口さんが空身で細い流木を足がかりにして登り、みんなの荷揚げをしてくれた。このトラロープはいつまで健在なのだろうか?

そこから先は明るいゴーロで左右に大きな滝が青い空とともにすばらしい。斜面の方からカサカサと音がしたので見てみると、イヌ?サル?と思ったら真っ黒なクマが斜面を駆け上っていった。初クマでした。高度1500mを超えてくると傾斜も緩くひたすらゴーロを歩く感じになってきて稜線も見えだす。沖駒石沢との出合い辺りから時間は早いが天場探しに入った。キープポイントに荷物をデポしてさらに良い場所を求めて谷口さんと浅野さんは明日登るルートの偵察もかねて上っていった。私は荷物番という名の休憩。結局、上には良い場所が無かったらしく少し降りた所で整地してタープ、ツェルトを張った。まだお昼です!焚き火集めも順調に進み、贅沢な長い長い焚き火時間がスタートしました。空は星が見えたり隠れたり雲の流れが速く、明日の天気も気になりましたが良い夜でした。

◆9月12日(日)曇りのち晴れ

12時空木岳山頂に集合という事と沖駒石沢の登り時間が読めないという事で3:30起床です。7時間ぐらいは寝たのか?ツェルトの中で朝ごはんを食べて撤収して辺りが明るくなってきたので5:25に出発です。

歩き出してすぐに沖駒石沢左俣の100M滝が目に入り感動。でも無理、あっちは無理と思う。自分達は右又ルートで良かったと真剣に思った。高度2000mぐらいの所に沢を2分するリッジがあり右側から取り付き中央上部に抜けた。谷口さんが所々ハーケンで確保地点を作ってくれてマルチピッチみたいで楽しいが、風が冷たくて寒い。そのすぐ上の滝が左側、右側どちらも行けそうだがリーダは左側を選択した。少し登ってからの滝の落ち口までのトラバースがイヤラシイ。岩肌がボロボロと崩れハーケンの効きも良くないので、諦めてそこから高巻きに変更した。その高巻きもイヤらしく一枚岩の上に枯れ葉や苔が乗りズルズル滑る。立ち木の枝を掴みながら必死に上りなんとか尾根上へ出た。右斜面をトラバースしながら沢へ降りて行くと時間が掛かると思われていた15Mの滝も超えていて、結果的に時間短縮?になったかもしれない。その後は2500m辺りで水が枯れそうだったので水を汲み、ひたすら枯れ滝、ガレ場を登る。残り時間が気になり地図と時計と高度計と稜線を見るがなかなか足が進まない。駒峰ヒュッテらしき建物が見えていたのでそんなに遠くはないと思うのだが蟻地獄みたいなザレ場に足をとられて上りにくい。時々クマベルの音と人の声もしてきて登山道が近い事が分かるが、あくまで頂上直登を狙って真っ直ぐあがった。稜線に出るとガスっていて山頂がどちらか分からなかったがガスが晴れると、山頂20M右に出ていた。集合時間15分まえである。しかし、山頂に他のパーティーの姿はない。一番乗り???と思いきや、寒かったので駒峰ヒュッテで休憩していたとのこと。みんなで乾杯と記念撮影の後、池山尾根を通って下山した。記録には長い尾根とあったので、覚悟はしていたのだが、やっぱり長かった。しかも、ゴールは林道終点ではなく菅の台駐車場!さすがに足が張った。温泉に入った後は駒ヶ根名物ソースカツ丼で〆ました。ソースカツ丼に温泉玉子は・・・という論議が帰りの車の中で話題の一部になりました。お疲れ様でした。

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