成瀬さんと計画し、何度か流れた悪谷大滝。理由は情報の不確定さだ。滝があるとわかっているのは、“源流左岸”。また、ガレが多く落石注意とあり、不安定な天気では実行しにくかった。
久々に成瀬さんとの山行だ。悪谷出合に車を置き、入渓。日陰も手伝い、あり得ない寒さ。5分も歩けば陽が差し込み始める。体が温まってきたのを見計らうように、ロープの要る滝が出てくる。4mほどの登りで、後は問題なし。成瀬さんが予想していた大滝地点に着き、支流を登ると、滝は崩壊し、ガレで埋まっていた。「登るはずの滝が消えた?!」とすっかりめげた我々は、一応念のために屈曲する所までは見ようとあきらめモードで遡行を重ねる。
ところが、小滝の連なる支流が出合い、さらにその上に連瀑という資料と一致する滝が出てきた。時間は11時20分を回っているが何とかなるだろうと、登攀にとりかかる。荷物は滝下にデポした
1ピッチ目 40m 榎本
滝は10mほどだったか(登り出すときから高さなんてどうでもいい感じがしていたのさ!)、ボロボロの緩いフェイスを登る。岩がもろくてハーケンに耐えるリスはない。
ノービレーで右岸を20mほど進む
2ピッチ目 40m 成瀬
15m程度の右上する滝を左岸から滝の形状に沿うように登る。比較的すっきりした登り
ノービレーで左岸を40mほど進む
3ピッチ目 40m 榎本
7mほどの滝の左岸を落ち口めがけて左上。ここもまともなリスはない。ブッシュに支点を取った。そのまま左岸を進んで5m滝下でピッチを切る。
4ピッチ目 30m 成瀬
左岸を続けて直上。
5ピッチ目 30m 榎本
落ち口に続く緩いナメ状。左岸を進む。
6ピッチ目 10m 成瀬
さらに左岸を進む。すぐにガレの堆積する落ち口となり、終了。
終了点から、左岸尾根にトラバースし、後は疎林をつなげてクライミングシューズのままで下って、終了。
15時過ぎに身支度を整え、下降し始める。私たちはすっかり宴会モードで幕場物件の物色。だが、どこも帯に短しでどんどん下る。登りの時、大滝があると予想していた左岸支流に出合いに奇跡の岩屋があった。台湾でもこれほどの上物に出会ったことがない。十分4人は寝られそうな岩屋で“ホット”な夜を過ごした。ブランデーと焼酎計1gが底をつき、就寝。夜はサイコーだった。