名古屋ACC(名古屋アルパインクライミングサークル)〜沢登りと山の会

名古屋の沢登り好きな山岳会

十石山北西面 山スキー


■2011年2月20日

■L金子・堀内・伊藤・朝賀・井上(記)

◆2月19日(土)

山スキー促進委員会が発足し初めての山行となり5人の部員が集まった。金子号と朝賀号に分乗してひるがのSAで集合予定だったが時間差がでた為、高山市内の最終コンビニ集合となった。朝食を準備していなかった私は、ギリギリでおにぎりを購入できて一安心。安房峠道路料金所脇のトイレ付きパーキングで車内宴会の後、仮眠した。途中でトイレに起きたがさすがに北アルプスの入り口だけに空気が痛い程に冷たかった。

◆2月20日(日)晴れ

午前5時起床、トイレと朝食を済ませアカンダナ駐車場横の林道ゲート前に車をデポして入山準備。シールをクリップする金具が片方なんかしっくりこない。なんとかなるか?と思いながら出発する。安房トンネルに添う様な感じでいきなり急登する。前日に登った人がいるようで、滑った跡の蹴散らした様な雪が凍りシールが効きにくい。疎林なのでターンはしやすいが、丁寧にやらないとシールが効かずにズルズルと後ろに滑る。早くも汗が出始めた。林道に出る手前が更に急斜で苦労した。

林道に出ると雪質もパウダーっぽくなり、快適に進む事が出来た。安房平という看板がある所で休憩。そろそろ林道から右に外れて十石山北西尾根に取り付く予定だ。カーブミラーの横にシュプール跡が在ったのでそれを当てにして北西尾根を目指した。が、暫くして堀内さんのGPSが予定コースからずれている事を教えてくれた。ワサビ谷を挟んで隣の尾根に入り込み始めていたらしい。左に進路を取り、ワサビ谷を渡る。沢は広くなだらかで水もなくのどかな雰囲気で雪に埋まっていた。北西尾根に側面から取り付こうとするが木も多く急斜面なので尾根先端に向けトラバースを開始したが、ザクザクになった後に凍った様な雪でかなりの神経を使った。一歩一歩ガンガン踏みしめシールの効きを確認しながらトラバース成功!これが良い経験となった。後は2400mの稜線を目指して尾根上をひたすら登るだけ。時間は9:30(1830m)今日は天気も良いし久しぶりにピークを踏みたいと思っていた。尾根上の開けた所に来ると、左側に焼岳、穂高、遠くに槍ヶ岳の景観が素晴らしい!「待ってろ穂高!!」今はその訓練。と自分に言い聞かせ汗をフキフキひたすら登る。左ターンの時にシールが効かずにスキーが滑ると思っていたら。クリップが外れて後ろ1/3ぐらいがビロローン状態になっていた。休憩時に昆布状態のシールを直して再出発。2000mを超えた辺りからトレースが無くなり、くるぶし位のラッセルが始まった。順番にラッセルしていたが2200mぐらいから付いていけなくなり距離が離れてしまった。昆布シールで無理やり登っていたのが体力消耗に響いたのか?申し訳なかった。

十石山稜線直下は風が強く、岩も露出していたためスキーを担いで登ろうとするが、腰までのラッセルになり更にバテた。一足先に稜線上にいた金子さんと堀内さんが「時間切れ〜風も強いし戻ろう。」と降りてきた。あと30m程だったので空身で稜線まで上がる許可をもらい。とりあえず稜線まで登ってピークの代わりと言聞かせ、気持ちを入れ替えた。

ここから、標高差1100m滑り降りる。最初は腰が引けていたが、ザックを背負った状態での体重を乗せる位置がつかめてきた。雪もパウダーでテンションが上がり、思わず「ヒャッポーッ」と声が出る。樹林帯に入ると暖かくラインを読む余裕も出てきた。ターンの切れ上りにフワッとする何とも言い表せない感覚が気持ち良い!止められない!この気持ちがパウダー中毒だという事を下山してから教わった。1950m位から樹林の密度が濃くなり、急斜の為、滑降困難との判断で往路に横切った穏やかなワサビ谷に下りる事にした。ワサビ谷に下りて正解。緩斜面のパフパフが続き林道まで思ったより早く戻る事ができた。林道はトレースがレールの様になっており、まるでリュージュの様に溝の中をカタカタ滑るような感じでスピードコントロールが難しいが面白かった。最後は安房トンネル上を滑る組と林道を滑る組に分かれて車に戻った。

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